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メルセデスベンツW123 ヒンジの油落とし パート2

 次にパルストルネーダーを使い、エンジンクリーニング用の強力洗剤を使うので

合羽を着用し、耐油性のグローブを使って準備万端で望まなければなりません。

強力洗剤をエアーで吸い上げてトルネーダーの中に注入する特別なものを使い

シートはきちんと養生します。

スチームでふやけてきた油汚れに対して、パルストルネーダーで強力洗剤を噴射し

一気に溶かし落とします。

あとはスチーマーとトルネーダーを交互に使いながら、少しずつ少しずつ仕上げていきます。

手のはいらないヒンジの裏や、ブラシの届かない奥まったところまでトルネーダーは

きちんと洗剤を噴射していくので、安心して作業が行えます。

ただ、1つ問題があってあまり、ちょうつがいの部分に攻撃をかけすぎるとグリスが飛んで

ドアに違和感が生じます。

その部分はほどほどにし、他の部分は徹底的に取り去ります。

このさじかげんが非常に重要です。

 

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するとこのように、31年前の新車のイメージに戻ります。

たいていこの部分は誰も手をつけないのですが、私たちは気になって仕方がありません。

何とかならないか、という願いが私たちの心を掻き立てます。

とり終わったものを皆が見たとき、ここまできれいになるんですねと31年前には

生まれていないクルーもびっくりしておりました。

全てのアカを落としきったW123は、新車の雰囲気で走り出すので皆はうらやましいと

感じるでしょう。

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