2018年07月21日
タグ:ベンツ
スライディングルーフを修理する。
当初、モーターが動いていたのでワイヤーが切れていると思って左のリアのモーターの部分を開けてみるとワイヤーは切れていませんでした。
ところが、ルーフを調べると全く動きません。
内張りを外してスライディングルーフをはずすと、、
悪い予感は的中しました。
パーツを少しずつバラしていくと中がとんでもない事に!!
パンタグラフがバラバラに
ルーフをポップアップさせるパーツをパンタグラフと言います。
これが左右ともバラバラに砕けています。ワイヤーを換えるだけで直ると思っていたのが甘かったです。
バラバラになったパーツ
ここまでバラバラになるとほとんどのパーツを換えなければいけません。
左右のパンタブラフを取り替える。
このスライディングルーフはまず縦に持ち上がり、ルーフベントのように風を入れる役目をします。
格納する際には一度フラットの状態に戻り、下に下がり後ろに後退し入っていきます。原因はルーフの脇にある水の排水溝に泥や砂利がつまり、レールが上手く動かず片方が引っかかって折れて、無理繰り引っ張られて粉々になっています。
全て修理が終わり
動作確認をします。ポップアップ、平行、一段落ちスライド、この動作が完璧に動かないと、何かがおかしくなりまたバラバラになります。
全ての動作を完了して納車するまで4日かかりました。